一年で一番陽が長い時期、スウェーデンでは暦上で夏至に一番近い土曜日は祝日になり、夏至祭りは前日の金曜日に行なわれます。
そのため、各職場は木曜日を半ドンにして金曜日は事実上の休みにするところが多く、午後はどこも交通ラッシュ。
金曜日の午前中は各町の広場で人々が集まり、まずは白樺の小枝に色とりどりの花を編み込んで頭に飾るリースを作ります。
お昼を済ませて準備が出来たら、民族衣装姿の人々も増えて行進が始まります。
長いメイポールを立てるのは男性の役目。
掛け声をかけながら少しずつ立てていき、真っすぐに固定されたメイポールを中心にチェーンダンスが始まり、大人から子供までジェスチャーたっぷりのダンスを楽しみます。
セレモニーもダンスもバイオリンやアコーデオン、ニッケルハルパなどの生演奏で一段と盛り上がり、時間を忘れて夕焼けが出る頃はもう夜の11時です。
乙女たちは7種類の野花を摘んで家に持ち帰り、その花を枕の下に敷いて眠ると未来の花婿が現れるという真夏の夜の夢。夏至の夜は神秘的です。
https://www.youtube.com/watch?v=lpiHEZBD4hQ